令和5年度 鶴岡高専技術振興会 会長賞表彰

当振興会では平成24年度より、鶴岡工業高等専門学校学生の更なる学業の奨励を目的に、学術研究活動や地域連携(地域貢献)活動、課外活動等において優れた活躍が認められる個人及び団体に対し鶴岡高専技術振興会会長賞表彰を行っております。令和5年度表彰式が令和6年3月7日(木)に鶴岡市役所庁議室において開催され、個人2名、学生団体1団体が受賞し、皆川治会長より表彰状と記念品が授与されました。

受賞された学生と指導教員の皆様

個人:専攻科 電気電子・情報コース2年 石川 佳歩 さん

卒業研究および専攻科研究において、肢体不自由者の生活の質改善への寄与を目指し、頭部動作のみでPCマウスの代替可能な性能を持つ機器制御インターフェイス開発に取り組み、国内外の学会で7報の発表・学会や発表会で4つの賞を受賞など、研究遂行能力が高いのみならず自身の研究を他者に説明する能力も非常に高いことが評価されました。

個人:創造工学科 情報コース5年 石山 泰成 さん

「選択と集中」の観点から効果的な農業支援を目指し分析、その中で利益率の高いスイカ栽培に着目した現状の課題と改善策の提案に取り組み、「(公社)日本設計工学会2023年秋季大会」において、「自立走行型運搬車の指定経路走行における精度検証」と題した研究を発表し、「学生優秀発表賞」の内定を受けたことが評価されました。

団体:高専GCON2023出場チーム 「地域を繋げる課題解決型技術コーディネーター」
代表 創造工学科 化学・生物コース3年 阿部 麗華 さん
   創造工学科 化学・生物コース3年 篠原 日菜乃 さん
   創造工学科 化学・生物コース3年 名和 史雄 さん
   創造工学科 化学・生物コース3年 太田 隼人 さん

SDGsの視点で日頃の研究や演習の成果を基に社会課題解決の技術開発を提案する「高専GCON2023」において、「白鷹町の邪魔者ブラックバスで鶴岡市の月山高原ひまわり畑を復活!大作戦」をテーマに、ブラックバス魚粉肥料を利用して耕作放棄地のひまわりを開花させるプロジェクトで地域を繋げる技術コーディネーターとして技術的・化学的に取り組み、鶴岡高専として初めて本選出場を果たしたことが評価されました。